子育て歴10年目の子育て家のtaccoです。
十数年ぶりに昔働いていた職場でアルバイトを
することになりました。
通勤だけで精一杯な毎日(+_+)
小3だったの息子の登校渋り、不登校の経験談を親の目線で書いてます。
「休みグセ」とは?
うちの子の休みが増えていくと、学年が変わるごとに担任の先生から必ず言われた言葉・・・
「休みグセ」がつくことを私は心配しています。
今、小3の息子です。
担任していただいた3人すべての先生(担任は1年交代制)が「休みグセ」が心配だとおっしゃいました。
でも、「休みグセ」なんてつきません。
子どもが「休みたい。」と言った時はSOSをきちんと言えているということ。
休みグセがつかないと言える理由は「マズローの欲求5段階説」
マズローの欲求5段階説は、米国の心理学者A・マズローが発表した学説です。
本来は人間行動全般に関する理論ですが、心理学を超え、教育学、経営学などに影響を与えました。
例えば「生理的欲求」を満たされなければ、「安全の欲求」は考えられないということです。
初めて自分の能力を発揮して活動したいという欲求
承認欲求・・・ほかの人から認めてほしいという欲求
社会的欲求・・・集団に所属したり、仲間を得たりしたいという欲求
安全の欲求・・・身の安全を守りたいという欲求
生理的欲求・・・食事、睡眠、排せつ、性欲など動物が生きていくうえでの本能的な欲求
子どもが学校に行きたくない理由はいろいろあると思います。
- お友達に嫌がらせされた
- お母さんやお父さんと離れるのが不安
- 自分でも理由がわからないけど、行きたくない
これらはすべて「安全の欲求」が満たされていません。
「安全の欲求」が満たされれば、「社会的欲求」が少しづつ芽生えてきます。
そう!
休んでいても自分は安全だと受け入れられたら
「学校に行きたくなる」ってことです。
「安全の欲求」を満たすためには、その子のココロの声を聴いてあげることが大事です。
ココロの声を聴くために親ができることってなんでしょう?
うちの子の場合
休みが増えていき始めたころ、担任の先生から言われたこの言葉、
休みグセつきますよ
私を追い詰めていきました。
私が追い詰められたことで、息子のホセを追い詰めることになります。
今日、学校やすみたい・・・
遅刻してでもいいから、学校に行こう!
このやり取りを1年生の間、続けました。
担任の先生から
「休みグセがつくと困るので、遅刻してでもいいから学校に来るようにしてください。
休ませないで下さい。」
言われました。
まじめな私※は先生の言葉をそのまま受け取り、嫌がる息子を学校まで送っていました。
※よかったら自己紹介見てみてくださいね
はい、そうなんです。
最初はしぶしぶ遅刻してでも行っていた息子が、
泣きながら「おなかが痛いから学校に行きたくない。」と言ってくるようになりました。
今、思えば息子の「安全欲求」を私が壊していました。
その後、息子の行き渋りがひどくなっていきました。
夫との話し合いの中で、私の大事にすべきものの基準がはっきりしました。
「家が安心できない場所じゃなかったら、
子どもはどこで安心すればいいの?」
そう、夫に言われたこの一言が全てです。
私は子どもの将来のことを思って
「学校に行かせなくてはいけない」
って思っていました。
先生が言う通り休み続けると、
学校に行けなくなる、不登校になる、社会から孤立する・・・
よくないことばかり考え、不安に思っていました。
息子の「いま」を見れていませんでした。
今、なんらかの理由で「学校に行きたくないと思っている」ということを。
でも、この件があってから「いま」を見ようと思いました。
今、息子の居場所をつくれるのは私達、親しかいないから。
私もすぐに息子の「いま」を見れるようになったわけではありません。
弱い私は時には不安に押しつぶされて、息子に当たることもありました。
息子を傷つけては、あやまりました。
それでも、息子の希望した「学校を休むこと」を私は受け入れることにしました。
その後、息子は変わっていきます。
でも、休みグセなんてついていません。今、学校に通い始めています。
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